こんにちは、ひろすけです。
就職する活動をする上で、自己分析は欠かせません。
今回は博士ならば大学院の課程で確実に身に着けている能力で、
企業でも使えるものを紹介していきます。
4~5回に分けたシリーズになる予定ですが、
その1回目で、今回は”論理的な思考能力”です。
要点
まずは要点です。
- 博士がもっている能力として、物事を筋道を立てて考える論理的な思考能力があります
- 論理的な思考能力はホワイトカラーの仕事をするのであれば、どんな業界・職業でも役立ちます
- この能力を活かすには、自分がこの武器を持っていることを認識し、そしてしっかりとアピールできることが重要です
以下でもう少し掘り下げていきます。
論理的な思考能力とは
論理的な思考能力とは、ということから説明していきます。
あえて説明する必要もないかもしれませんが…。
本などでは色々な書かれ方をしますが、
私は「物事を筋道を立てて考えて、結論を出すことができる能力」だと思っています。
何かに取り組む時に時に仮説を立てて、それに必要なデータを集めてきて、
結果を示すと言い換えてもいいかもしれません。
博士論文や学術論文を書く際に嫌でも身につく能力で、
博士を取ろうと思う人にこのプロセスが嫌いな人はほとんどいないのではないでしょうか。
おそらく誰でも持っている能力ではあるのですが、
これが使えるレベルまで高くなければ意味がありません。
なぜ論理的な思考能力が重要か
博士としては、当然のように持っている論理的な思考能力がなぜ重要なのか?
それは単純であらゆる場面で使える汎用性の高い能力でありながら、
この能力を持っている人が少ないからです。
欲しい人は多いのになかなか売っていないものと同じで、
価格(価値)が高くなって当然ですよね。
論理的な思考能力は意識すれば本当にあらゆる場面で使えます。
レポートや報告書を書く時、調査や計画を立てる時、
企画書を作る時、企業内での課題を解決する時…、
むしろ使えない場面を探すのが難しいぐらいです。
こうした企業としてはのどから手が出るほど能力にも関わらず、
多くの人は入社時には持っていなせん。
そして、企業内の研修やOJTでこの能力を身につけることも、
もちろんできるのですが、時間も労力もかかります。
(頑張っても実用レベルまで身につけられない人もいます)。
博士の当たり前は、いい意味でも悪い意味でも
一般の就活生とは違います。
まずは博士がこの強い武器を持っていることを認識しておきましょう。
その能力を活かすには/アピールするには
強みとして、論理的な思考能力をもっていることを認識してもらえたのであれば、
次はそれを活かすことを考えます。
持っていってもそれを伝えることができなければ意味がありません。
就職活動時にエントリシートや面接時に落とし込む必要があります。
ただ、「私には論理的な思考能力」と書く/言うだけでは
根拠も説得力もありません。
今こそ論理的な思考能力を使って、
相手がどうしたら納得してくれるかを考え・実行する時です。
使う場面が早速イメージしてもらえたところで活用のヒントも。
相手があなたがこの論理的な思考能力を持っていることに、
納得するために必要なのは、
①どのようにその能力を身に着けたのか:プロセス
②身につけたそのどのようなに使ってきたか:具体例、事例
③それぞれに数字を使う
です。
①は学術論文、学会発表、研究費申請など、が該当するでしょうか。
②は「Xのような課題を解決しました」といった、
相手にわかりやすいものが良いでしょう。
さらに①が●件、②が■件あります、
と伝えられれば相手は納得するでしょう。
①と②がちぐはぐだと、
持っているという言っている論理的な思考能力を
「使えてないじゃん」と思われてしまいます。
③がないと、比較して評価がしづらいです。
そうならないように注意してアピールをしましょう。
まとめ
今回は、博士の持っている強みとして、
論理的な思考能力を紹介しました。
自己分析の一環として、
就職活動をする際のアピールポイントのヒントになれば嬉しいです。
このシリーズはまた続く予定です。
では、また。