こんにちは、ひろすけです。
今日は整理整頓の話です。
ただし、対象にしたいのは部屋ではなく頭の中です。
部屋が散らかっている方が集中できる人もいると思いますが、
頭の中が散らかっている方が仕事が捗る人はいないと思います。
今回は意識しないとなかなかできない頭の整理についてまとめます。
要点
- 整理整頓とは、不要なものを減らし、必要なものをあるべき場所におくこと。
- 頭の中が整理整頓されていると、要領よく物事が進められる。
- 頭の中を整理整頓したい時は、あえて書き出すことが重要。
整理整頓とはきれいに並べることではない
整理整頓が苦手な人は物を捨てるのが苦手な人です。
整理整頓は文字通り整理と整頓に分かれていますが、
うまくできた言葉で、よく似ていながらも意味の違う単語が組み合わられています。
整理は、”不要なものを捨てる”ことです。
会社員的にはちょっと不穏な例えですが「人員を整理する」というと、
意味するところはリストラですよね。
一方の整頓は、この単語だけで使うことはあまりないですが、
その意味は”整った状態にする”ことです。
整理という単語に整頓の意味を含めて使うことが多いですね。
「整理整頓しましょう」というのは順番的にもやるべきことをうまく押さえていて、
まずは整理=捨てる
次に整頓=整えた状態にする
がやるべき流れです。
何が言いたいかと言うと、
まずは捨てることが重要ということです。
溢れかえった部屋の中を物を一切を捨てずに整えることは難しいです。
捨てるというステップをはじめにもってくる必要があります。
これは頭の中も同じことです。
まずはいるものといらないものを選別して、
捨てるということが初手ということを意識しておく必要があります。
要領よく物事を進めるための整理整頓
動機付けが遅くなってしまいました。
なぜ今回、整理整頓の記事を書いているかというと、
整理整頓ができればたいていの仕事や物事がうまくできるようになるからです。
これは自頭の良さとは少し違います。
自頭が良い人は処理能力が高くて、
特段、整理整頓をしなくても仕事を早くこなすことができるかもしれません。
ただ、大量のタスクを抱えるとどこかで限界がきます。
仮に自頭がさほどよくなくとも、
整理整頓ができて、やるべきことの取捨選択と優先順位ができていれば
物事をスムーズにこなすことができます。
一つ一つの作業は早くなくても、
次の予定や段取りができていることで全体として効率的な作業ができます。
仕事は段取りが8割、といわれますがまさに言葉どおりです。
いきなり作業に手を付けるのではなく、
整理整頓して準備をする必要があります。
※ルーチンワークは別ですが。
頭の中を整理整頓をする方法
仕事の流れや頭の中を整理整頓する方法は、
紙でもドキュメントでもよいので良いので書き出すことから始めます。
漏れなく書き出す
→要らないのもの(重複や優先度が低いもの)を捨てる
→時系列や優先順位で並べ替える
たったこれだけなのですが、
やろうと思うとハードルが高い。
書き出してリストにするところでたいていの人は挫折します。
頭の中が散らかっているので、
言語化してリストにするのが大変(苦痛)なのです。
ただ、これができなければ進みません。
今より少しでも仕事をスムーズに進めたいと思ったら、
書き出しましょう。
すべての仕事ではなく、
まずはやりやすそうな特定のプロジェクトだけでも良いです。
いくつか試験的にやってみて、うまくいくと習慣づいてきます。
※書き出して多すぎる、と思うのが嫌という人がいますが、
それは書けない言い訳です。どっちにしろやることなんですから。
自慢に聞こえるかもしれないですが、
私はたいていのことは要領よくこなせるタイプでした。
なので、メモをとるようなことも非常に少なく、
簡単なToDoリストとすべてを頭の中だけで仕事を処理していました。
ですが、処理能力に頼った方法では仕事が回らなくなりました。
特に多くの人が参加するプロジェクトや、
小さなプロジェクトを多く持っている時に
どうしても漏れや待ち時間ができてしまうのです。
上司に仕事の調整をしてもらうことも多くなりました。
これではいけないと思っていた時に、
「あなたの頭の中はあなたしかわからないよ」
「自分でも自分の頭の中にあることが分かっていないじゃないかな」
という言葉をそれぞれ別の人からもらいました。
整理整頓という言葉こそなかったのですが、
やるべきことはそれでした。
そして、とにかく書き出すことを始めました。
人に共有するものはスプレッドシートやドキュメントに、
自分一人で完結するものはリマインダーに。
頭の中でわかっているつもりのことでも、
書き出してみると漏れや重複が出るわ出るわ…。
過不足が事前に分かると無駄を減らせ、効率的に動くことができます。
そうしたことが実感できてから、
忙しくなりそうな時ほどこうしたリストづくりと頭の整理整頓を心がけています。
あとは自分自身の頭の整理整頓ができるようになると、
人の頭の整理整頓の手助けができるようになりました。
整理整頓の手助けをしてあげることで、
チームとしてのパフォーマンスが上がるので、
こちらの波及効果の方が大きかったかもしれません。
ちなみに、こうした整理本はいくつもありますが、
その源流となったのはGTD(Getting Things Done)だと思います。
ぶ厚め・紙媒体のみ・訳本という私としては二の足を踏む要素ばかりですが、
こればかりはお勧めします。
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この本を読んでから自分自身のパフォーマンスは格段に上がりました。
ただ、書かれていることは細かく多岐に渡るので、
完璧を目指さず、できる範囲で取り入れるのが良いと思います。
まとめ
今回は、頭の中を整理整頓する内容でした。
整理整頓ができればたいていのことはうまく進められます。
自己肯定感も高まります。
まずは意識する、リストアップするところから始めましょう。
やること自体はシンプルなのに、
できている人はとても少ない。
その最たるものかもしれません。
また、人から強制されてやってもうまくいくたぐいのものではありません。
必要性を感じるのであれば、
まずは1/3、という緩いスタートでもやってみるのがよいと思います。
実際にはもっと細かいメリットや考え方もあるのですが、
それは別の機会にでも。