こんにちは、ひろすけです。
今回は私の略歴としてまとめてきたシリーズの最後で、
企業への就職活動を開始してから現在までを振り返ります。
企業への就職活動の開始
設定したアカデミックで頑張るリミットが迫ってきた私は
ついに企業への就職活動をやってみることにしました。
当時は業界のメーリングリストと
J-RECINからの情報が主な情報源でした。
流し見していた企業からの情報を精査するようになります。
それを見ながら、これなら応募して良いかも/できるかも、
という案件を探していきます。
自分がどうしても譲れない条件を加味しながら。
当時の応募先を選ぶ条件は、
・任期のないポストであること
・安定した生活ができる程度の給与があること
・基礎研究をするなかでせっかく得た知識やスキルが活かせること
でした。
優先順位もそのままです。
アカデミックの公募に落ちまくっていた私は、
目に止まった企業に
それと同じような気軽な気持ちで応募をしてみることにしました。
初めての応募とその結果
とりあえず応募したみた先は比較的大きな企業でESがあり、
外部機関の適正試験のようなものを受け、
その結果で以降の面接等の審査に進むかを判定するようなものでした。
結果は1次は通過し、面接等の次の審査に進むことになりました。
その後、次の次、最終面接で、不採用となりました。
当時は最終で不採用だったので、それなりに落ち込みました。
しかし、それ以上にそこまで大掛かりな対策もしてなくても戦えることがわかり、
私にとっては手応えと大きな収穫がありました。
失敗を生かして別の企業へ応募
初めての企業への応募は「ご活躍をお祈りします」でしたが、
そんなものはアカデミックの公募でもたくさんもらっていました。
面接などを振り返って、まずかったと自分で思う点を次回は修正することにします。
そして切り替えて、次の目に止まった企業へ応募します。
それが今も勤めている会社で、
中小企業ですが、よそではあまり見にしない業務内容でした。
こちらも割りと気軽に応募をして、
書類審査を通過を通過、
面接を行うことになりました。
実は当時の私は面接が何回かあるものだと勝手に思い込み、
この面接が最終審査であるとは思っていませんでした。
※このあたりの回数は企業によってだいぶ違う。
そして、面接の数日後に採用の通知が届き、
呆気に取られるのでした…。
企業への就職活動を開始してから3~4ヶ月程度だったでしょうか。
それまでアカデミックの公募に落ちまくっていたので、
あまりにあっさりと採用が決まって拍子抜けするほどでした。
就職を決意する
採用が決まってからは、少し悩みました。
本当にアカデミックから身を引くのか、
さずがにまさにその時になると不安は出てきます。
ただ、アカデミックがどうしても良いと思えば、
仕事をしながらでも論文を書き続ければ良いのです。
幸い手元にまだ数本分の論文化していないデータがありました。
現状より不安定な立場になることはないのだから、
やってみようというやはり気軽な気持ちで就職をすることにしました。
就職をすることを決めてからは、
大学に手続きをしたり、引っ越しの準備をしたり、
慌ただしい毎日でした(採用~就業開始の間が短かった)。
入社~現在
入社してからは、ありとあらゆることが新しくて大変でした。
小さな不満も大きな不満もありましたが、
安定したポストがあり、不満(会社の課題)は自分でもある程度解消できます。
また、社内で成果に見合う評価を受けられたと実感していました。
しっかりと仕事で成果を出すことを心がけた結果、
入社して5年目に管理職を任されることになりました。
中小企業の管理職はおそらくどこもプレイングマネージャーです。
自分の仕事とマネージャーの仕事の合間で揺れ動きながら、
日々を奮闘しています。
1年目の時はやっぱりアカデミックが…と思うこともありましたが、
今はそう思うこともほぼありません(たまにはないものねだりがありますよ)。
今の企業で定年まで勤め上げるかはわかりませんが、
転職したとしても今の仕事の経験を活かせる企業を選択するでしょう。
おわりに
これで私の略歴の紹介はおしまいです。
就職活動を始めるまで/実際に気をつけたこと、
についてはもう少し詳しい記事をいずれ書いていこうと思います。
もし悩んでいるのであれば、まずは2~3件応募してみることをお勧めします。
それによって自分の市場価値を調査することができます。
特にキャリア採用はタイミングもあるので、
後から応募しておけばよかったということにもなりかねません。
採用する企業的には困るのですが、
内定が出てから真面目に考えても良いのです。
私の経験はあくまで一例で、
たまたまうまくいった事例かもしれません。
ただ、そうした事例があることを知ってもらい、
一歩を踏み出すきっかけにしてもらると嬉しいです。
では、また。