趣味

スタンドUPスタートが熱い

こんにちは、ひろすけです。

突然ですが、私は人生に必要なことのほとんどはマンガから学びました。

…と言っても良いぐらい、マンガが大好きで今も読んでいます。


大人(?)になってから愛読しているヤングジャンプ、

その中でスタンドUPスタートが連載されています。

こんな世界・見方もあるのか、と勉強にもなり、

そして今回はなんと大学院生が起業するシリーズでした。

リアルタイムに胸熱で読んでいたので、紹介します。

なお、単行本派の方にはネタバレを含むでご注意ください。

スタンドUPスタートとは

簡単にいうとエンジェル投資家が色々な人の起業をサポートするマンガです。

エンジェル投資家が主人公で、色々なバックグラウンドの人が

気づきを得て、起業していく課程が描かれていて、

色々な仕事の側面が見れてとてもおもしろく、勉強になります。

著者は福田秀さん。

経営コンサルタントの方とタッグを組んで今作は描かれているようです。

前作はドラマ化もされた「ドロ刑」。

(※私はテレビを見ないので、ドラマ版は見ていませんが…)。

前作も読んでいたので、

スタートUPスタートが新連載した際には絵柄ですぐにわかりました。

私は今作の方が好きです。

今シリーズ:大学内起業編

ゲーム業界、作者自身のバックグラウンドのマンガ業界、就活業界、

それぞれの業界で起業する人が短期的な主人公のように描かれる形で話が展開されます。

開始当初は1~数話完結でしたが、今はより話数を使ったシリーズ物が描かれています。

個人的には主婦とナイトワーカーの話がとてもおもしろかった。

自分が知らない世界ほど、新鮮です。

そして、肝心の最新話(76話)が大学院生が

起業をするシリーズの最終話でした。

容姿端麗(だけどそれを武器にするのは嫌)な工学系女性大学生の三上珠緒が、

自分の能力を武器にして(周りのサポートも得ながら)成果を出し、

起業し、大手企業の新部門で活躍する。

そして…という内容でした。

女性+工学だけでほぼキャラが立つ、

その状況は今も変わっていないのでしょう。

私の大学は総合大学で、一番学生数が多いのは工学部でした。

女性はクラスに数人。工学はまさに男の世界です。

他の工学系大学に女性の知人がいましたが、

クラスに女性は2名と言っていました。

事前にリサーチもするでしょうから、

そういう状況を意に介さずこれがやりたい!と思う人しか入れない世界でしょう。

逆転現象が起こるのは、看護師業界ですね。

私の姉が看護科だったのですが、

男性はクラスに毎年2~3人と聞いていました。

話が逸れましたが、

三上珠緒はぱっと見にお金にならない研究をしている女性准教授に師事していて、

研究費がつかないという状況も描かれています。

自然科学系でお金がないのは常でしたが、

工学系も基礎に近い分野はそうなのでしょう。

胸熱で読んでいたのですが、

今も私が大学にいた当時も変わっていないんだろうな、

と背景を少し知っているだけに思うことも多かったです。

ただ、最後の最後で最終話で今は違う動きもあるのか、と思えました。

三上珠緒はどんでん返しして、新たな起業をするプランをもってきます。

研究業界を変えるような事業をしたい、その中で

「博士版の派遣社員みたいなポスドクの現状もなんとかしたい」とブチあげます。

この表現が言いえて妙過ぎて…

また、基礎研究に出資するファンドの話も出てきました。

しっかり取材されているマンガで、荒唐無稽なことは描かれないでしょうから、

今はこうした動きが実際にあるのかもしれませんね。

スタンドUPスタートに興味をもったらぜひ読んでみてください。

このシリーズが単行本化されるのはちょっと先だと思いますが、

それまでの話もとてもおもしろいので1巻から読んで待ちましょう!

まとめに変えて

今回は私の趣味であるマンガ、

その中でとてもタイムリーだった「スタンドUPスタート」を紹介しました。

たまには閑話休題的にこうした趣味の記事も書いていきたいと思います。

私は自分の能力と状況、業界の現状を見て、

企業に就職することを選びました。

自分で基礎研究をすることはなくなりましたが、

基礎研究が重要だと思っていることは今も変わりません。

基礎研究に力を割けなければ研究業界、そしてその国に未来はないと思っています。

基礎研究分野もそこで活躍する博士にも

色々な可能性があると良いな、と思いました。

では、また。