効率・能率アップ

意識したいオフィスソフトの序列

こんにちは、ひろすけです。

身近にコロナ感染疑いが出て、

バタバタと対応してブログをお休みしていました。

コロナは本当に生産性を下げますね…。

さて、気を取り直して、

今日は普段使っているワードやエクセルといった

オフィスソフトを使う時に意識しておきたい序列についてです。

どのソフトが優れているか、

というわけではなく、リーダーになったり、

出世したりする上で意識しておきたいことです。

特に、博士は実験・分析・解析の手元の作業が好きで、

それ故に出世が遠のくということもあります。

少しそこにも気づきを与えられるかもしれません。

要点

  • オフィスソフトの序列を、以降の仕事への影響の大きさで考えると、ワード、パワポ、エクセルになる。
  • 構成や企画を作るワード、作業的なエクセル。どちらも仕事には必要だが、先にあるのはワード。エクセルに限らず、作業的なソフトばかり使っていると出世は遠のく。
  • 自分の職位とよく使っているソフトを意識して、序列の高いソフトをうまく使えるようになると仕事がスムーズになる。

オフィスソフトの序列とは

前提としてどのソフトが優れているか・高機能か、という話ではありません。

仕事をする時に、以降により大きな影響を与えるものほど上位とします。

加えて、使用するソフトは業界ごとに違うので、

汎用性の高いオフィスソフト(特にMicrosoftのもの)に対象を絞ります。

序列は

・Word

・Powerpoint

・Excel

になります。

作業的なソフトのスキルが高い人は重宝されるが出世は遠のきやすい

言いたいことが何かというと、

仕事の流れは以下のようになります。

構成や企画・計画を練る

 →それを形にして他者に伝える

  →企画計画を実行する

提案書(申請書)を書き、

プレゼン審査を受け、

採択された申請課題に取り組む、とイメージしてもらっても良いです。

仕事の大部分は実験、データ収集、分析であったり、

スキルや思考能力は必要でも作業的なものが大半を占めます。

オフィスソフトでの代表格はExcelですね。

別にExcelでなくともよいです。

私が研究をしていたころに一番良く使っていたのは

Rという統計ソフトです。

これもまさに作業的なソフトの代表格です。

作業的なソフトがうまく使える人はとても重宝されます。

Excelでマクロを組める、

Rで複雑な解析や図化ができる、

Pythonで機械学習を使って様々な作業を自動化できる、

など、こうした人材は企業の中で非常に重宝されるでしょう。

ただ、そうした作業的なものが回ってきたり、

その相談の対応をしたり、という仕事の仕方になりやすいです。

問題なのは当の本人は自分の得意を活かせるので、

仕事として充実感があるということです。

そして、より上位のソフトを使う(=つまりインパクトのある仕事をする)機会は

少なくなり、その能力も育ちません。

気がつくと高い能力は持っているけど、

人や仕事は動かせないテクニシャンのような位置付けになりかねません。

もちろんそういう道を望む人はいますし、

敢えて選択するのであれば良いと思います。

ただ、気がついたらそうなっていた、

というのは不幸なことです。

今の自分と将来の自分

もしあなたがいずれはチームや組織を牽引するような立場を目指すのであれば、

作業的なソフトを使う比率を意識して下げていくことをお勧めします。

自分でプログラムなどを組んで作業を自動化・効率化できるのであれば、

それは強みです。

それをできれば後輩に引き継いで、指導者になり、

自分はその結果をまとめるPowerPointにウエイトを移す。

あるいはプロジェクトの計画に係る部分に参画する、

といったことができるでしょう。

私の場合は、入社当初は仕事の大半はExcelやRが仕事のパートナーでした。

それはそれで面白くはあるのですが、

やはりやらされている感があったので、

早く仕事を自分で決められる上流に行きたいという思いもありました。

結果的にマネジメントをできるようになりましたが、

プレイヤー的な動きもそれなりにあるので、

プログラムを書くような仕事は完全にはなくならず、

経験としては当時の経験も活きています。

繰り返しですが、自分が仕事を振られる側にずっといるのであれば、

作業的なソフトでできる高みを目指すのはありです。

ただ、そうでないならソフトというか、

それが意味する仕事のどの部分を自分が担うかを意識する必要があります。

まとめ

ソフトの序列からスタートしましたが、

実際は仕事の全体像のうち、自分がどの部分を

今そしてこれからやりたいのか、という話でした。

作業的な仕事は量さえ適切なら負担になりません。

それが続くとあまり疑問を感じなくなってしまいます。

いずれは自分がWordで構成・骨子・イメージをまとめて、

あとはチームメンバーがそれを具体化する、

それを目指すのが能力を最大限に活かすやり方だと思っています。

もちろん分担や適材適所という考え方も重要ですけどね。

今の仕事の仕方を少し考えるきっかけになれば嬉しいです。

では、また。